建築設計の流れ FIND AN ARCHITECT

知っておきたい建築設計のプロセス

実際の設計業務がどのように進むかご存じですか？ここでは、各業務の内容を6つのステップごとにご紹介していきます。

01建築士を選ぶ／相談する

建物づくりの第一歩です。さまざまな希望や条件を建築士事務所（設計者）に相談して、色々な可能性を検討する場であり、建築主と設計者がお互いを知りあう大切な機会です。同時に、建築士は設計の考え方や建物に関わる費用や完成までの期間についてお伝えします。

建物の建築計画には、建築主であるあなたと建築士事務所双方の『権利や義務』を明確にし、互いの立場を守るために必ず『業務委託契約』を結ぶことが必要です。打ち合わせでは、建築主の要望をうかがって計画内容を明確にした上で、細かな内容を記載した契約書を作成します。

建築主のご要望を基本設計図にまとめる作業です。
その際、さまざまな法的制限のチェックも行います。また、この段階で工事費等の予算額も確認しましょう。

基本設計で設計内容を決めた後、工事に着工できる図面を作成する段階に移ります。これが実施設計と呼ばれるプロセスです。建物を施工するためには、建築士がお客様に代わってさまざまな法規制を満たした設計図面を作成し、法に基づいて、さまざまな手続きを行います。

実施設計図に基づき、建築主は施工業者との工事契約を結び、建築工事を開始します。
実際に建物を造るのは施工会社ですが、建築士は、施工会社に正確に設計内容を伝え、設計図書通りに施工しているかを確認する「監理業務」は建築士の重要な仕事です。

建築物が完成したら工事完了、完了検査を行った後建物の引き渡しとなります。建築主であるあなたを交えて施主検査を実施します。このほかにも、法律に基づいたさまざまな検査を行います。

建物を長く安心してお使いいただくために、引き渡し後も定期的な建物の保守・メンテナンスを行うほか、建物や設備のリフォームなど、さまざまなサポートを通じて、建築主とのお付き合いは続きます。