中央区新富1丁目 本の森ちゅうおう
東京駅から約1kmという都心部に、図書館と郷土資料館からなる複合施設「本の森ちゅうおう」が誕生した。ガラスの箱が折り重なる斬新な外観が印象的で、明るく開放的な室内からは北側の人工地盤「つどいの森」を見渡すことができ、森林をモチーフとした内部デザインとの一体的な繋がりを創出している。
建物の内部には、中央区が東京都檜原村で保全活動をしている「中央区の森」から伐採された木材を、造作や家具としてふんだんに活用しており、都会の子どもたちが木材を身近に感じることができるよう工夫されている。
- 文と写真:柴 英寿
- 東京都建築士事務所協会中央支部