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品川区大井 光福寺

光福寺の創建は奈良時代末期の延暦元(782)年です。境内には見上げるような大銀杏があり、樹齢推定800年で、高さが30m、幹回りは6.4mの区内最大樹です。
また、境内には大井という地名の発祥のひとつとされる「大井の井」があります。光福寺の名付け人である了海上人が誕生した時、清泉が湧き出したのでその泉を大井と称したのに由来するとのことです。
天と地に残された歴史の足跡が、発展し続ける品川地区の今を象徴しているようです。

文:黄川田 守、写真:荒木 和種
東京都建築士事務所協会品川支部
名称
光福寺
所在地
品川区大井6-9-17
創建
延暦元(782)年