スパイラルアップ事業について事業の概要
スパイラルアップ事業は、<令和元年度 団体別採用力スパイラルアップ事業(以下、「スパイラルアップ事業」>として「公益財団法人東京しごと財団」より、一般社団法人東京都建築士事務所協会とアデコ株式会社が組織する「建築士事務所業界コンソーシアム」が受託・運営した事業です。
※スパイラルアップ事業は令和元年7月から令和三年3月末まで実施しました。
本サイトは、建築設計事務所を目指すみなさんや将来の建築士、事務所経営を目指す方にこれからの働き方について情報発信を行うサイトです。
スパイラルアップ事業の目的
雇用情勢の改善と生産年齢人口の減少により、中小企業の多くが人手不足や従業員の定着率の低さなどの課題を抱えています。
人材を確保、定着していく上で、従業員が働きやすい環境の整備や、女性を積極的に活用していくために、女性のライフスタイルにあった柔軟な制度を設けるなど、これまでにない取組を実施していくことが必要です。また、労働生産人口の減少により、長時間労働を是正し、いかに効率よく生産性を高めていくかが重要な課題となっています。本事業では、中小企業の生産性の向上や多様な人材の確保に向けて、「働き方改革」や「女性の活躍推進」の視点に立ち、業界団体を通じた支援を行いました。さらに、その成 功事例等を広く業界内に波及させることで、業界全体の採用力の底上げを目指しました。
取り組み内容
必要性・課題 | 取組内容(例) | 効果・目標(例) | |
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働き方改革の推進 | 職員の採用ができない |
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「魅力ある職場づくり」の実現による採用力アップ、人材の定着 |
雇用環境が整っていない |
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従業員が定着できず離職率が 高い |
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効果・目標(例) |
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「魅力ある職場づくり」の実現による採用力アップ、人材の定着 |
必要性・課題 | 取組内容(例) | 効果・目標(例) | |
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女性の活躍推進 | 女性社員が少ない(いない) |
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女性にとって「魅力ある環境づくり」の実現により女性の採用率アップ、離職率の低下、早期復帰 |
女性の出産、育児による 早期離職 親の介護による離職 等 |
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効果・目標(例) |
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女性にとって「魅力ある環境づくり」の実現により女性の採用率アップ、離職率の低下、早期復帰 |
建築・設計界はより柔軟に
働きやすい業界へ!
建築・設計界は大手ゼネコンから小規模な建築設計事務所まで、職場環境はさまざまですが、組織の規模を問わずに、さまざまな面での働き方改革が進められています。
建築・設計の業界は以前から、働き方に多様性のある業界でもあります。独立して個人で設計事務所を起業する方もいれば、フリーランスと、ライフスタイルや将来のビジョンに応じて、多くの方がさまざまな就業形態で仕事に取り組んでいます。
建築士の仕事にも、テレワーク
2020年に入ってからは、新型コロナウイルスの影響もあり、「テレワーク」が急速に社会に浸透しました。東京都建築士事務所協会でも、東京都による「業界団体連携によるテレワーク導入促進事業」に取り組んでおり、これからの建築士の仕事にも、テレワークは欠かせないものになっていくでしょう。
また厚生省が定める「働き方改革」の労働施策基本方針でも、テレワークの導入や就業環境の整備に関する支援策が設けられています。事業者と雇用契約を結んだ労働者が自宅等で働く「雇用型テレワーク」、注文者から委託を受け、自宅など自ら選択した場所において業務に取り組む「自営型テレワーク」、いずれもその対象です。
建築・設計界で今後さらにテレワーク化が進むことで、ライフステージを問わず、より働きやすい業界となっていくことが期待されます。